CDP 技術ノートを読むときに取り違えかねない箇所が一つあるので、記しておきます。
要約表
輸送サービスの節(2.16)の冒頭には、関連カテゴリを大きさ順に並べた要約表があり、こう書かれています。
• Category 4: Fuel and energy-related activities
• Category 3: Upstream transportation and distribution
• Category 1: Purchased goods and services
本文
ところが同じページの本文はこう書いています。
- 「Scope 3 category 3, 『Fuel-and-energy-related activities』」
- 「Scope 3 category 4 『Upstream transportation and distribution』」
GHG Protocol の公式番号も3番が燃料・エネルギー関連活動、4番が上流の輸送・配送です。
同じ文書の他の節が裏づけてくれます
セメントの節(2.3)と電力の節(2.7)はいずれも「Category 3: Fuel-and-energy-related activities」と「Category 4: Upstream transportation and distribution」と正しく書いています。16のセクターのうち、輸送サービスの節だけが食い違います。
実務では
要約表だけを見て通り過ぎれば、物流会社は自分のセクターで最も大きいカテゴリの名称を取り違えることになります。本文を読めば正されます。
この観察は、バージョン3.0(2024年6月28日改訂)の文書を2026年8月8日に確認したものです。以後の版で修正される可能性があります。
※ 本稿は CDP を評価しようとするものではなく、同じ文書を読む実務者が取り違えないようにするためのものです。
本稿は LCS 国際標準分析 第2巻『CDP は輸送をどこに置くか』の一節を敷衍したものです。レポート全文は CDP 技術ノートの原文(v3.0、2024-06-28)を一次出典とし、ページ番号を示しています。文書にない数値は補っていません。
CDP は輸送をどこに置くか
物流会社の Scope 3 で最も大きな部分、そしてその節の要約表で入れ替わっている二つの名称
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