排出集約活動が重要かどうかを分ける閾値が、基準にあります。
5%
C6.3 — EIA が Scope 3 排出(カテゴリ 1–14)の 5% 以上を占めれば、重要とみなします(印刷 25ページ)。
ここに、運送にとって決定的な但し書きが付いています。
どの Scope 3 カテゴリに報告されるかを問わず、同じ EIA が複数のカテゴリにまたがって現れる場合、企業はカテゴリを横断して合算できる。(印刷 25ページ)
なぜこれが運送に効くのか
運送の排出はカテゴリ 4(輸送、配送(上流))とカテゴリ 9(輸送、配送(下流))に分かれます。
それぞれを別々に見れば 5% に届かないことがあります。ところが合わせれば超えることがあり、基準はそう合わせることを認めています。
重要になれば
C6.4 重要な EIA ごとに、絶対排出量と Scope 3 全体に対する比率の両方を報告しなければなりません。カテゴリの中に埋もれていた数字が、自分の名前を掲げて出てきます。
C6.5 報告の時点は、目標検証の次の報告サイクルです。それが不可能であることを信頼できる形で立証すれば、二番目のサイクルです。
はっきりさせておくこと
運送が常に重要な EIA になるわけではありません。 5% の閾値は、その会社の排出の構成によります。ただし、合算が認められているということは、別々に見るときよりも超える可能性が高い、ということです。
※ 引用は SBTi 企業ネットゼロ基準 V2.0(2026年6月)原文の印刷ページ番号です。
本記事は、LCS 国際標準分析 第3巻『運送は基準が別に立てた活動である』の一節を敷衍したものです。レポート全文は SBTi 企業ネットゼロ基準 V2.0 の原文を一次出典とし、印刷ページ番号を表記しており、基準が述べていないことは書いていません。
運送は基準が別に立てた活動である
SBTi ネットゼロ基準 V2.0 の排出集約活動リスト、そしてそのリストに載ると付いてくるもの
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